4月 29, 2024

「海峡からの風」電脳版 第200号

【はじめに】

 絵の教室の子どもたちから、「今年は誰でも来ていいことになったから、運動会に来て!」と言われ、久し振りに大きなイベントに参加してきた。コロナ禍の3年間、観てもらうことができない、観ることができない運動会。さぞかし寂しかったと思う。たくさんの保護者や観客に見守られ、子どもたちはキラキラ輝いていた。

 誰でも観に行くことができるようになったが、お楽しみのお弁当の時間はなく、午前中で終わるプログラムになっている。いつもは一つずつで完結する競技も、ダンスを披露しながら玉入れをする、綱引きをするというようにコンパクトにまとめてある。コロナの影響が完全に無くなるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

 絵の教室の子どもたちは、6年生になった子でも私を見つけると笑顔で手を振ってくれる。その屈託の無い笑顔を見ると、お天気が良すぎて暑くてしかめっ面になっているであろう私も思わず笑顔になる。そんな子どもたちの笑顔もいざ競技となると様々に変化する。真剣な顔つきでまっすぐ前を向いている子、ドキドキがこちらまで伝わって来る子、常にニコニコしている子。でもどの子も一所懸命。一所懸命なまっすぐな姿って、どうしてこうも胸を打つのだろう。歳を重ねたせいなのか、一所懸命な姿を見ると知っている子であろうが、知らない子であろうが、目頭が熱くなる。何だかいつも忙しい忙しいと慌ただしくすごしている私は、果たしてこんなに一所懸命に物事に向き合っているのだろうか。子どもたちの姿を見て、どんな小さなことにも真摯に向き合わないといけないと、あらためて気づかされた。(林)

                                                                                                                                                               【センター行事・講座】

■NIKI教室

 6月1日・15日(木)10:00-

□十日会&むらさきつゆくさの会

 6月10日(土)13:00-

■糸杉の会

 6月21日(水)13:00-

□オカリナ教室

 今月はお休みです

■フラワーアレンジメント

 6月15日(木)10:00-

□ヨガ同好会

 6月7日・14日・21日・28日(水)10:00-

●○会議・定例会利用その他○●

・日和山カフェ・お弁当配布

 6月6日(火)12:00-

・10フィート映画を見る会

 6月8日(木)19:00-

・関門ACO

 6月17日(水)10:00-15:00

・こども食堂

 6月21日(金)16:30-

・キッチンカー出動

 6月3日(土)12:00- 川中豊町

 6月24日(土)17:00- 綾羅木

 

★☆★関連行事・行動★☆

※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。

気候危機ワークショップ

Fridays For Future FUKUOKA 気候変動枠組条約COP27報告会

6月3日(土)14:00-

福岡県弁護士会館301会議室(福岡市中央区六本松4-2-5)

報告者:高田陽平(九州大学工学部2年生)

参加費:無料(カンパご協力お願い)

主催:理不尽な公共事業にNO!の会

【オンライン】修復的アプローチの理論と実践

6月4日(日)15:00-17:30

講師:山下英三郎(スクールソーシャルワーカー)

   イ・ジェヨン(学校や政府、NGO、団体を対象に平和教育や修復的対話に取り組む)

参加費:1000円

定員:100人

申込:https://beproduction.theshop.jp/items/74034958

主催:アニメ制作・ビープロダクション

AZUL造形教室作品展

6月7日(水)―6月12日(月)9:00-17:00(最終日は16:00まで)

植木紙店(下関市貴船町1-1-33)

東アジアで戦争を呼ぶのは誰か~戦争ではなく平和の準備を!

6月10日(土)14:00-

あいれふ視聴覚室(福岡市通追う区舞鶴2-5-1)

講師:高井弘之(「ノーモア沖縄戦・えひめの会」運営委員)

要申込

主催:ふくおか自由学校

【ZOOM】刑事法ウクライナ戦争と国際刑事法

6月15日(木)17:30-

講師:フィリップ・オステン(慶応義塾大学教授)

主催:福岡県弁護士会

第89回もやい通りマルシェ

6月17日(土)10:00-15:00

銀杏庵 穴生倶楽部もやい通り(北九州市八幡西区鉄王2-2-36)

「オレの記念日」上映+桜井昌司さんトーク

6月17日(土)13:00-

福岡県弁護士会館(福岡市中央区六本松4-2-5)

料金:1200円

主催:飯塚事件の再審をもとめる福岡の会

平和のための福岡女性のつどい「安倍・菅・岸田政権の正体(青木理さん・ジャーナリスト)」

6月17日(土)14:00-

あいれふ(福岡市通追う区舞鶴2-5-1)

料金:500円(大学生200円、高校生以下無料)

主催:福岡女性団体交流会

オスプレイって大丈夫?~私たちの暮らしはどのように変わるのか~

6月17日(土)14:00-16:30

佐賀県弁護士会館(佐賀市中の庄治7-19)

講師:林千賀子(弁護士)

主催:佐賀県弁護士会

福岡空襲の跡を巡るフィールドワーク

6月17日(土)14:00-

集合場所:冷泉公園戦災慰霊碑前(福岡市博多区上川端町7-109)

案内:江浜明徳(『九州の戦争遺跡』著者)

要申込

主催:ふくおか自由学校

潤沢で分かち合う社会をつくる

6月17日(土)14:00-

北九州市立商工貿易会館(北九州市小倉北区古船場1-35)

講師:斎藤幸平(東京大学准教授)

参加費:500円(大学生以下無料)

主催:NPO労働相談センタ―・雇用アクション福岡)

【ZOOM】第12回 地域の居場所づくりサミット

子ども食堂など活動の定着を目的に展開事例紹介や団体同士のネットワークづくりにつながるセミナー

6月17日(土)10:00-12:20

対象:こども食堂等居場所づくり団体、当該分野の中間支援団体、その他広く関心のある団体・個人

参加費:無料

定員:200名

主催:全国食支援活動協力会

異文化理解講座「フランス」~ワインだけじゃないボルドーの魅力~

6月18日(日)14:00-16:30

下関市生涯学習プラザ(下関市細江町3-1-1)

講師:アルマンス・ジェラル(留学生・ボルドー出身)

定員:20名(先着順)※小学生以下は保護者同伴

料金:800円(筆記用具・エプロン持参)

申込:6月12日(月・必着)までにFAX(083-242-2991)またはメール(yurikoishii901@yahoo.co.jp)

問合せ:しものせき国際交流ねっと TEL 083-242-2991

ヘイトスピーチ解消のための条例制定に向けて

6月18日(日)13:30-

福岡県弁護士会館301(福岡市中央区六本松4-2-5)

講師:師岡康子(弁護士)・中原昌孝(弁護士)・鄭琪満(ウリ・サフェ会長)・朴憲浩(弁護士)

主催:ウリ・サフェ

韓国のフュージョン国楽の夕べ

6月23日(金)18:30-

下関市生涯学習プラザ(下関市細江町3-1-1)

定員:800名(先着順)

申込:6月12日(月)必着までに往復はがきでイベント名と参加人数を記載し送付

   〒734-0005広島市南区翠5-9-17 駐広島大韓民国総領事館「6.23公演」係宛

   またはhttps://teket.jp/6515/22071

問合せ:駐広島大韓民国総領事館 TEL:082-505-2101


下関市民活動教養講座「恊働の進め方講座」

6月24日(土)14:00-15:30

しものせき市民活動センタ―(下関市竹崎町4-4-2)

講師:おきなまさひと(まちびと会社visionAreal共同代表)

定員:24名(要予約・先着順)

申込:6月17日(土)までに電話で(083-231-1826)

 

参照

【広島・ハチドリ舎】

 hachidorisha.com/events/2023-6/

 

【編集後記】

 コロナ規制が様々大幅に緩和された。もちろんコロナが終わった訳ではなく、インフルエンザ同様「どこにでもある疾患」になっただけ。インフルエンザとの大きな違いは、いわゆる特効薬が未だないこと。でもインフルエンザだって特効薬ができたのはつい最近(と言っても20年以上経つ)であるから、どうコロナと付き合って行けば良いか悩ましいところである。

いずれにせよ、社会的活動は自由度を増し、ロクスひよりやま(下関労働教育センター)も私の周辺も動きが活発になってきた。

50周年の感謝の集いには50名以上の方々が一堂に会し、下関労働教育センターの歩みと重みを存分に感じさせてくれ、そのワンピースであることの恵みを誇らしく思えた。ただ林神父も含めて人の記憶って怪しくも儚いので、少し年表的な形で整理し、残していきたいとのこと。余りに範囲が広いので、どこから手をつければ良いか悩ましく、とりあえずセンターに関わる皆様の活動の年表の様なものがあれば、ぜひご提供ください。

50年と言えば個人的なことだが、翌週に小学校の同窓会に参加してきた。本来は還暦同窓会で3年前に企画され何度も順延されてきたため、卒業後50年を過ぎての開催となった訳である。80歳前後の恩師も何人も参加してくれ、50年ぶりの出会い直しをすることができ、まさに童心に帰ってはしゃいで来たし、その後の余韻のようにその場で作られたLINEグループは活発にやりとりされている。時を超えて社会的距離が一気に近づいた瞬間であった。

ロクスひよりやまこどもとみんなの食堂は、こどもたちの多くが運動会前日とのことで参加人数がいつもに輪をかけて少なかったが、高校生・大学生ボランティアが大勢集い、豊かな時間を過ごしたようで、さらには大学生から「ボランティア活動を紹介して欲しい」との依頼も受け、前号にも書いたが新たなワクワクがある。

コロナで分断された社会的な絆を繋ぎ直すため、様々なアクションを展開するロクス=場として、ひよりやまに留まらず、いろんな場所で、地理的にも精神的にも、協働をよろしくお願いします。次の50年にむけて・・・

後記の後記:中井所長の提案で、下関労働教育センターの名称は残しつつ、「ロクスひよりやま」を呼称として使っていくことを運営委員会で決めました。メルマガのタイトルも変えないとね・・・(大城)