10月 12, 2024

「海峡からの風」電脳版 第204号

【はじめに】

 朝夕は随分過ごしやすくなりました。魚市場には草は無いのですが、早朝こおろぎの可愛らしい声が心地よく市場に響いています。水があるから?

ところで、久々に朝ドラにはまりました。「らんまん」。昨日最終回を迎え、「らんまん」ロスになっています。

 私は小さい頃から図鑑を見るのが大好きでした。特に植物図鑑。うちにあったものは百科事典の付録だったのですが、小さな私にはとても重くて厚くて大きくて・・書棚から出すのも大変。でもオールカラーでどのページをめくってもワクワクしてしまうそれを必死で引っ張り出してはながめていたのを憶えています。図鑑にはリンネや牧野富太郎などの植物学者の名前がよく出てきていました。学年が上がっていくにつれ、図鑑をながめる時間も少なくなり、家を出てからは全く見る事もなくなりました。

 3年前、ひょんなことから大学の教授のお手伝いをすることになりました。研究室にいくと、大正時代に出版された牧野富太郎の『日本植物図鑑』が目に留まりました。思わず手に取り、ページをめくりました。丸ごとセットになった小さな頃の記憶が蘇り、久し振りにワクワクしました。この3年間仕事をしながらもこの図鑑を時々ながめています。今年4月から牧野富太郎をモデルにした朝ドラが始まると知り、毎日録画をして見ていました。ドラマなので史実とは少し違っていますが、それでも毎回いろいろな植物が出て来ることと、必ず誰かが「いいこと言うなあ」という台詞があり、自分の生活とも重ねながら、楽しくみることができました。年齢を問わずたくさんのファンがいたようです。

 ドラマの主人公、牧野万太郎が「雑草という植物はない。植物には皆名前がある」という台詞があるのですが、友だちの子どもがその台詞を憶えていたらしく、友だちが「もう庭に雑草がいっぱい。抜いてきてちょうだい」と頼んだ時、「雑草という植物はありません。なので、草取りはしません」と断られたそうです。(笑)(林)

                                                                                                                                                               【センター行事・講座】

■NIKI教室

 10月5日・19日(木)10:00-

□十日会

 10月14日(土)10:00-

■糸杉の会

 10月18日(水)13:00-

□フラワーアレンジメント

 10月19日(木)10:00-

■ヨガ同好会

 10月4日・11日・18日・25日(水)10:00-

●○会議・定例会利用その他○●

・こども食堂

 10月27日(金)16:30-

・キッチンカー出動

 10月21日(土)12:00- 川中豊町

 10月28日(土)17:00- 綾羅木

・みそ作り

 10月7日(土)-9日(月)

・ホームレス弁当作り

 10月13日(金)12:00-

 

★☆★関連行事・行動★☆

※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。

【上映会】「教育と愛国」

【講演】 「税の使われ方と社会保障 軍事費の調達でどうなる」 講師:有馬精一

     「持続可能な社会をつくるために気象危機の中、私たちはなにができる」講師:高田洋平

     「戦争しない国であり続けるために自衛隊基地の強靭化は」 講師:徳永勝子(築城基地運動家)

10月1日(日)10:00-

クローバープラザ(春日市原町3-1-7)

主催:福岡県母親大会

「沖縄を日本を、戦場にさせないために」 

10月1日(日)13:00-

クローバープラザ(春日市原町3-1-7)

講師:三上智恵(ジャーナリスト、映画監督)

主催:福岡県母親大会

友好・平和 劉福君親子二胡名曲コンサート

10月1日(日)13:30-

田川青少年文化ホール(田川市平松町3-36)

料金:3500円(当日4000円)・学生2000円(当日2500円)

主催:日中友好協会福岡支部・田川支部、福岡日中文化センター

ミャンマーで今、何が起きているか!?

10月7日(土)14:00-

あいれふ8階視聴覚室(福岡市中央区舞鶴2-5-1)

講師:松本敏秀・松本さえ(福岡・ミャンマー友だちの会)

要申込

主催:ふくおか自由学校

水俣福岡展

10月7日(土)-11月14日(火)

福岡アジア美術館

展示・・・7階企画ギャラリー

ホールプログラム・・・8階あじびホール

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「はだしのゲン」

10月8日(日)13:30-

早良市民センタ―(福岡市早良区百道2-2-1)

料金:500円

主催:婦人民主クラブ全国協議会・福岡支部

共に生きるとは何か~難民の声、家族の歴史から考えた多様性=

10月8日(日)14:00-

九州朝鮮初中高等学校体育館(北九州市八幡西区折尾3-5-1)

講師:安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表、フォトジャーナリスト)

主催:福岡県朝鮮学校を支援する会ほか

水俣から考える『まち・地域』

10月8日(日)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:吉永利夫・開沼博

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

ウクライナ侵略と憲法九条

10月8日(日)14:00-

若松市民会館(北九州市若松区本町3-13-1)

講師:小森陽三(九条の会事務局長)

主催:わかまつ九条の会

新聞記者が見た永田町

10月9日(月・休)14:00-

久留米シティプラザ大会議室(久留米市六ツ門町8-1)

講師:望月衣塑子(中日新聞記者)

料金:500円

主催:戦争法廃止を目指す久留米実行委員会)

杉本肇とたっぷり『やうちブラザーズ』

10月9日(月・休)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

映画は生きものの記録である―土本典昭の仕事

10月10日(火)10:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「水俣ー患者さんとその世界」

10月12日(木)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

私と水俣病

10月13日(金)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:夏田美智子・田口ランディ

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】ドキュメンタリー映画「杜人~自然再生医 矢野智徳の挑戦~」

10月13日(金)14日(土)15日(日) 各日10:30-/13:00-

白野江植物公園休憩棟2階(北九州市門司区白野江2丁目)

料金:一般1000円・学生(高校生・大学生)500円・中学生以下無料

定員:各部20名

対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)

事前申込性:一般予約受付10-3(火)9:00-

問合せ:白野江植物公園管理事務所(TEL:093-341-8111  Mail: info@shiranoe.com)

矢野智徳氏講演会

10月14日(土)16:30-

三宜楼二階大広間(北九州市門司区清滝3-6-8)

参加費:前売り2000円/当日2500円

申込:電話(090-4588-1640)・FAX(083-533-4557)・Mail(goma2008@quartz.ocn.ne.jp)

定員:80名(先着順)

主催:「矢野智徳氏講演会」実行委員会

友好・平和 劉福君親子二胡名曲コンサート

10月14日(土)13:30-

早良市民センタ―(福岡市早良区百道2-2-1)

料金:3500円(当日4000円)・学生2000円(当日2500円)

主催:日中友好協会福岡支部・田川支部、福岡日中文化センター

私と水俣病

10月15日(日)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:加賀田清子・柳田邦男

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「水俣病ーその20年」

10月16日(月)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

私と水俣病

10月17日(火)10:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:川本愛一郎・米本浩二

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「水俣一揆ー一生を問う人びと」

10月19日(木)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

水俣から考える『真偽・虚実』

10月20日(金)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:高峰武・森達也

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

男女共同参画意識啓発講演会「木山裕策講演会」

10月21日(土)13:30-15:00

シーモールホール(下関市竹崎町4丁目)

問合せ:下関市人権・男女共同参画課(TEL 083-231-7513)

私と水俣病

10月21日(土)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:吉永理巳子・過ぎた俊介

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

第93 回もやい通りマルシェ

10月21日(土)10:00-15:30

銀杏庵 穴生倶楽部もやい通り(北九州市八幡西区鉄王2-2-36)

私と水俣病

10月22日(日)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:上野真実子・木村友祐

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「水俣一揆ー一生を問う人びと」

10月23日(月)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

公害告発宇井純『公害原論1974』

10月24日(火)10:00-

講師:友澤悠季

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「不知火」

10月26日(木)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

水俣から考える『経済・社会』

10月27日(金)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:緒方正人・中島岳志

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

私と水俣病

10月28日(土)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:丹木幸美・高山文彦

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

歴史の埋もれた民衆の足跡をたどる~博多の「在日」「部落」を考えるフィールドワーク

10月28日(土)15:00-

集合場所:千鳥橋病院玄関前(福岡市博多区千代5-18-1)

案内:三苫哲也(「カネミ油症被害者全国連絡会」事務局長)

要申込

主催:ふくおか自由学校

石牟道子と水俣『苦海浄土』の世界を語る

10月28日(土)17:30-

西南コミュニティセンタ―ホール(福岡市早良区西新6-2-92西南大学内)

講師:町田康(作家)・米本浩司(著述業)・渡邉英理(大阪大学大学院教授)

料金:1500円(学生無料)

主催:西南学院大学ことばの力陽性講座)

私と水俣病

10月29日(日)14:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:原竹千潮・三砂ちづる

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

【上映会】「沖縄、再び戦場へ」

10月29日(日)14:00-

えるる多目的室(大牟田市新栄町6-1)

料金:300円(高校生以下無料)

主催:九条の会おおむた

水俣から考える『祈り』

10月30日(月)19:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:吉永理巳子・島薗進

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

水俣から考える『食』

10月31日(火)10:00-

あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1)

お話:杉本肇・藤原辰史

料金:1000円(当日1200円)・大学生以下600円

主催:認定NPO法人ミナマタフォーラム

参照

【広島・ハチドリ舎】

 hachidorisha.com/events/2023-10/

 

【編集後記】

9月はセンタースタッフに感染者が出たため、いくつかの行事が延期、中止となってしまった。やむを得ないことではあるが、お詫びすると共に、引き続き互いに気をつけて行動していきましょう。

また昨夜意識が遠のいてしまい、気付いたら深夜でした。発行が一日遅れました、重ねてお詫びします。

某芸能事務所の性犯罪に関することがやたらと報道等で取り沙汰されている。もちろん被害者に対する補償が大切な案件であるが、その責任を個人に帰着させてしまう事を危惧する。芸能界のみならず、システムとして防止する対策が必要である。

その影に隠れてしまうとまずいのが、性犯罪歴がある人が子どもと関わる仕事に就くことを防ぐ「日本版DBS」、システムとしてこどもを性犯罪から守る法規制がついに導入される見通しだが、報道によれば国はその対象施設を保育園・学校に限定しようとしており、塾や習い事、無償ボランティア(こども食堂、こどもの居場所作り等も)は法規制は受けないらしい。

もちろん、犯罪を犯してしまった人の人権は擁護されるべきだが、性犯罪は他の犯罪に比べて再犯率が圧倒的に高いと言うデータがある以上、「こどもと関わる仕事」から離れてもらうのはやむを得ないのだろう。ただ、その個人情報を知りうる立場の責任者に課せられる義務、責任は、果たしてボランティアベースのこども食堂、居場所づくりには荷が重い気がする。

犯罪歴を示すのではなく、「無犯罪証明書(犯罪を犯していないことの証明書)」の提出とすることで、就職希望者の個人情報・人権も最大限守ることが可能との事だが、示談で解決した案件が反映され無いなら、極論ではあるが、金の力で示談に持ち込める某芸能事務所元社長の様な人物はすり抜けることが出来るのかな?

そして「無犯罪を証明する」ためには、犯罪歴が個人に紐づけされる。それは性犯罪にとどまらずあらゆる犯罪が個人に紐づけされ、権力者に不都合だから起訴された場合はどうなるのだろうか?少なくとも今のマイナンバーカードに紐づけされる事は不安しかない。

「子どもと関わる仕事すべて」を制度の対象とすることを求めるて行きたいが、個人の人権に大きく関わるので、欠点の少ないシステムを作るのはハードルが高い。

こんなことを呟いてたら、法そのものの制定も先送りになる可能性すら取り沙汰されている。「落とし所」に悩まないといけないのは辛い選択ですね。

10月は世界食料デー月間です。「#おにぎりアクション」(https://onigiri-action.com)や「#ごちそうさまチャレンジ」(https://www.jawfp.org/worldfoodday2023/)など気軽に世界の食支援につながる行動が実施されます。ぜひご協力をお願いします。 (大城)