12月 26, 2024

「海峡からの風」電脳版 第173号

【はじめに】

  今月は家の事情で絵の教室を随分お休みさせていただきました。月末に久し振りに子どもたちと会い、楽しい時間を過ごしました。子どもって隠れた能力がたくさんあるなあ、とあらためて感じました。それは、ありもしないことを本当らしく話したり、絵を描く時の約束ごとでも、自分の都合の良いルールを思いついたり、そしてそちらの方が正しいと考えたり。どんどん「生活の知恵?」を身につけています。記憶力や物事に対する新鮮さの加減。私にはおよびもつきません。そして絵を描かせてみるともっと面白い。子どもって、大人には小さくて見えていないもの、いわゆる私が意図したものではない小さなものに注目し、画面いっぱいに描いてみせる。住んでいる世界が違うのか・・・と感じてしまいます。

 いろいろなものに対して大人と子どもでは尺度が違う。でもその部分に本当は忘れてはいけない、見過ごしてはいけない大切なことがあるような気がして。これからも子どもたちとの触れ合いから学びながら、少しでも子どもの部分を取り戻せますように。そして小さなことにも気づくことができますように。

 来月からはダウン症の子どもも入ってきます。こういう機会に恵まれていることに感謝しています。  

                                                                                                                                                               【センター行事・講座】(中止になる可能性もありますのでご確認の上お出かけください)

■nikiのボーカル講座 

 3月4日・18日(木)10:00-16:00

□オカリナ教室 

 3月12日・26日(金)10:00-/13:00- 

■糸杉の会 

 3月17日(水)13:00-15:00

□十日会&むらさきつゆくさの会

 3月13日(土)13:00-

■フラワーアレンジメント

 3月11日(木)10:00-

●○会議・定例会利用その他○●

・日和山カフェ・子ども食堂

 3月17日(水)16:00-

★☆★関連行事・行動★☆

※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。

おんなじいのちコンサート(You Tube配信もあります)

3月1日(火)19:00-

東八幡キリスト教会(北九州市八幡東区荒生田2-1-4)

出演:谷本仰 & his friends

      奥田知志×谷本仰のトークタイムあり

全行程90分

入場無料(カンパ希望)

要予約

チャイルドライン・チャリティ公演

松元ヒロSOLO LIVE(談志が愛した芸人が笑いで時代を斬る!)

3月5日(金)19:00-

宇部市文化会館(宇部市朝日町8-1)

3月6日(土)19:00-

スターピアくだまつ展示ホール(下松市中央町21-1)

3月7日(日)19:00-

サンライフ萩(萩市土原526)

料金:大人2500円 25歳以下1000円(当日各500円増)※小学生以下は入場できません

連絡先:NPO法人子ども劇場山口県センタ― TEL0836-32-4287(10:00-17:00)

シングル・パントリー(ひとり親向け食品配布会&相談会)

3月7日(日)11:00-

秋芳地域福祉センター(美祢市秋芳町秋吉5313)

相談員派遣協力:.style(ドットスタイル)

主催:NPO法人フードバンク山口

春休みこども応援宅急便食品募集

・常温保存が効き、未開封で賞味期限が4月末まである

・調理が比較的容易あるいは不要なもので、同じ食品が420個(味違いOK)

※420個そろわない場合はご相談ください。

食品受取日時・場所:3月10日(水)~12日(金)9:00~17:00・山口市平川地域交流センタ―(山口市平井1665)

食品寄贈受付〆切:3月9日(火)

※寄贈をお考えの方は、まずお問合せください。

問合せ:TEL 080-3565-9640(フードバンク山口事務局・平日午前中)

    Mail : foodbank.ymg@gmail.com

《現金寄付も受付ています》

ゆうちょ銀行振替口座

01390-1-106165

特定非営利活動法人フードバンク山口

※別の金融機関からゆうちょ口座への手続き

 銀行名:ゆうちょ銀行

 支店名:五五八(ゴゴハチ)

 口座種類:普通預金

 記号:15520

 口座番号:2602278

 口座名義:特定非営利活動法人フードバンク山口

自殺予防シンポジウム『未来を生き抜く力を見つけたい』(ZOOMもあり)

3月13日(土)13:30-

福岡県弁護士会館2階大ホール(福岡市中央区六本松4-2-5)

基調講演:日本で”最も”自殺が少ない町の調査から学んだこと

講師:岡檀(教育者・研究者)

パネルディスカッション:岡檀(教育者・研究者)本田洋子(精神科医・福岡県精神保健福祉センター所長)河邊正一(福岡いのちの電話事務局長)

申込方法:弁護士会HPから申込https://www.fben.jp/entry/sympo313.html

主催:福岡県弁護士会

売り渡される食の安全~いま山口県でできること~

3月14日(日)10:00-16:00

ルルサス豊富2階多目的ホール(防府市栄町1-5-1)

基調講演:売り渡される食の安全:なぜ日本だけが世界と逆走するのか(10:00-12:00)

講師:山田正彦(弁護士・元農林水産大臣)

実践報告:自然栽培・農産物をもっと身近なものへ(自然栽培 長門白オクラの一般流通を例に)(13:00-15:00)

講師:中野茂樹(山口かんぽ研理事・長門市在住)

料金:無料

連絡先:山口県環境保全型農業推進研究会(山口かんぽ研)TEL090-7121-1697(比嘉)

シングル・パントリー(ひとり親向け食品配布会&相談会)

3月14日(日)11:00-

山口県葵庁舎2F(山口市葵2丁目5-69)

相談員派遣協力:.style(ドットスタイル)

主催:NPO法人フードバンク山口

ケニアから世界をつなぐZOOMでトークショー!

早川千晶のひとり語りvol.10~大自然に生きるマサイの人々~伝統文化・暮らし・歴史・現代事情

3月17日(水)20:30-(20:00よりスライドショーを上映)

参加費:1000円

商品コード:ZO0053

商品カテゴリー:ZOOmでトークショー,ひとり語り

ケニアから世界をつなぐZOOMでトークショー!

早川千晶の「この人に聞きたい!」vol.40 大西マサヤいつもそこに音楽があった③

ZOOM TALK & LIVE ~アフリカの風・大地の香り~

3月17日(水)20:30-(20:00よりスライドショーを上映)

参加費:1000円

商品コード:ZO0054

商品カテゴリー:ZOOmでトークショー,この人に聞きたい!

オンライン講座 ありのままがあるところ

3月20日(土)13:30-

クローバープラザ7階視聴覚研修室(春日市原町3-1-7)

講師:福森伸(知的障がい者支援施設しょうぶ学園統括施設長)

要申込(申込の際必ずメールアドレスを入力してください)

You Tubeでの視聴期間 3月12日(金)-21日(日)17:00まで

主催:福岡県人権啓発情報センター

第17回青法協人権研究交流集会

同性婚の早期法制化を!~同性婚の早期法制化の必要性と私達にできること~

3月20日(土)13:00-

理不尽な校則NO!~人権の視点で子どもを取り巻く環境を考える~

3月20日(土)15:30-

講師:内田良(名古屋大学准教授)

憲法劇(ひまわり一座)

3月21日(日)9:30-

差別が生まれる構造~ハンセン病問題から考える~

3月21日(日)10:00-

講師:ドリアン助川(作家)、徳田泰之(弁護士)、延和聡(盈進中学校校長)、黄光男(ハンセン病家族訴訟原告団副団長)、迫田朋子(ジャーナリスト)

アクロス福岡(福岡市中央区天神1-1)※ZOOMあり

要申込

料金:500円(2日間通し)

主催:(青法協人権研究交流集会)

「先祖になる」(池谷薫監督作品)上映会

3月21日(日)13:30-

クローバープラザ7階視聴覚研修室(春日市原町3-1-7)

要申込(申込の際必ずメールアドレスを入力してください)

オンライン視聴期間 3月19日(金)-21日(日)24:00まで

主催:福岡県人権啓発情報センター

シングル・パントリー(ひとり親向け食品配布会&相談会)

3月21日(日)11:00-

萩市総合福祉センター(萩市大字江向510)

相談員派遣協力:.style(ドットスタイル)

主催:NPO法人フードバンク山口

もやい通りマルシェ

3月27日(土)10:00-15:00

銀杏庵 穴生倶楽部(北九州市八幡西区鉄王2-2-36)

主催:社会福祉法人もやい聖友会

いま少女たちに起きていること

3月27日(土)13:30-

クローバープラザ7階視聴覚研修室(春日市原町3-1-7)

講師:仁藤夢乃(女子高校生サポートセンタ―Colabo代表理事)

要申込

主催:福岡県人権啓発情報センター

参照

【広島・ハチドリ舎】

 hachidorisha.com/events/2021-03/

【編集後記】

 10年目の3月がやって来る。この間、この国は何を学び、何を目指してきたのか?

 その10年の大半を妻や子どもまでにも官僚に忖度を強いる政権であった事、公よりも私の、企業の、アメリカの利を優先させる政権であった事の損失は計り知れないと感じる。その間の「不作為」が、例えば自然災害による被害を一層拡大し、感染症の影響で経済格差による生活困窮が一層申告化したにもかかわらず、反省はおろか、検証すらせず、さらに私利の追求に邁進する構造には絶望を覚える。

 それでも時は流れ、水に流す、見ずに流す、それをあたかも美徳であるかの様に錯覚している国民は、昨年・一昨年の水害も、五年前の地震も十年前の原発事故も記憶から流し去り、ましてや76年前の原爆やその前の戦争は何をか言わんやである。唯一の被爆国と言いながら、小学校時代には多くはヒロシマ・ナガサキを学ぶ機会を持っていながら、世界で核兵器禁止条約が発効したことに頓着しない世相はとても右から左に受け流すことはできない。

 そう言いながら、自分も10年前市大の学生が「福興カフェ」を開催し、その後も趣旨に賛同して毎月11日に「つぶやく」ことに取り組んでいたが、いつの間にかやっていない。「忘れない」ことが大切、と心に刻んでいたはずなのに・・・。

 そして何もできていないことをコロナを言い訳にしている自分にも腹立たしい。

 そんな3月を心新たに迎えたいものです。

 センタ―は月一回の子ども食堂を開催し、制約ある中子どもたちの笑い声と国境を超えた青年たちの結びつきと地域を超えた弁当配布を実施することで、本来の姿に一歩近づいた様に感じる。春はそこまで。(大城)