【はじめに】
絵の教室ではウォーミングアップとしてテーマを決めた作品作りの前に小さなデッサンをさせている。描かせるものは身近にあるもの。文房具や野菜、果物など。
目的は ”観る” ことと ”夢中になる” こと。最初はため息つきながら物を眺めている子どもたち。ぶつぶつ文句を言いながら描き始める。たとえばラベルがあるものなど、「こんな字まだ習ってないから描けない!」と一人の子が言う。「じっと観てたら模様に見えてこない?」と言うと、他の子が「見えてきた見えてきた。そのまま描けばいいんだね」と言う。お友達からそういう言葉が出ると、本当はまだそう思っていないかもしれないけど「ほんと!模様に見える!描ける、描ける」とみんなが言う。ここで第一関門突破! 次はそれぞれが、「これは黄色だけど、こことここの黄色は違う」だの「影は2つかと思ってたけど3つある」など見つけたことを自慢げに言い始める。そうなると子どもたちは止まらない。「この色とこの色重ねたらこうなった」「わたしはこうしたよ」「◯◯ちゃん、そこ描いてないとこがあるよ」とか。時には触ってみて「ここはツルツルだからこんな風に塗ったらいいんじゃないか」「消しゴムで消しても描いたみたいになるよ」 歌でも歌いながら楽しそうに、どんどん夢中になってる。ほら、私の目的達成。観察する力がほんの少しの時間でも着実に身に付いていっている気がする。
この体験がこの先どんな道に進むことになっても、きっと役に立つと思っているんだけどな。
果たして可能性だらけの子どもたちはどうなっていくのか、楽しみ。(林)
【センター行事・講座】
□オカリナ教室
今月はお休みです
■NIKI教室
7月4日・18日(木)10:00-
□十日会
7月20日(土)13:00-
■糸杉の会
7月17日(木)13:00-
□フラワーアレンジメント
7月18日(木)10:00-
■ヨガ同好会
7月3日・10日・17日・24日・31日(水)10:00-
●○会議・定例会利用その他○●
・日和山カフェ
7月23日(火)12:00-(予定)
・こども食堂
7月26日(金)16:30-
・キッチンカー出動
7月20日(土)12:00- 川中豊町
7月27日(土)17:00- 綾羅木
・ニッコリ会
7月22日(月)19:00-
★☆★関連行事・行動★☆
※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。
ぼけてもいいよ~「宅老所よりあい」の現場から~
7月6日(土)14:00-
天神チクモクビル・大ホール(福岡市中央区天神3-10-27)
講師:村瀬孝生(よりあい代表)
参加費:1000円(学生半額)
主催:ふくおか自由学校
「アリランラプソディ」上映+金聖夫監督(西南学院大学ことばの力養成講座)挨拶
7月7日(日)10:00-/15:00-
西南学院大学西南コミュニティ―センタ―ホール(福岡市早良区西新6-2-92)
料金:事前予約¥1500
当日¥1800・学生¥1200
主催:西南学院大学ことばの力養成講座
「花はんめ」上映+金聖夫監督(西南学院大学ことばの力養成講座)挨拶
7月7日(日)13:00-
西南学院大学西南コミュニティ―センタ―ホール(福岡市早良区西新6-2-92)
料金:事前予約¥1500
当日¥1800・学生¥1200
主催:西南学院大学ことばの力養成講座
音楽で世界を旅するSTAR FESTA in 北九州(シャンソン・アフリカン・ボサノバ・ジャズなど)
7月9日(火)17:30-
北九州市立男女共同参画センタ―ムーブ2階大ホール(北九州市小倉北区大手町11-4)
出演者:アフリカ・モザンビークの人気ミュージシャン・ナジャ他
料金:1500円
主催:モザンビークのいのちをつなぐ会
問合せ:093-541-6323(niglwalよっちん)
みんなの力で坑口を開けよう!スタート集会
7月15日(月・休)14:00-
長生炭坑追悼ひろば駐車場集合(13:50までに集合)
服装:汚れても良い服装、帽子
持参物:飲み物、タオル、軍手、ゴミ袋、トング、草や木を刈る道具(鎌、剪定ばさみ、のこぎり等)、掘る道具(スコップ、鍬等)
主催:長生炭坑の水非常を歴史に刻む会
My Dream(フィリピン・ミンダナオ子ども図書館とケニア・マゴソスクールの子どもたちの絵画展&ギャラリートーク)
7月17日(水)9:00-17:00
7月18日(木)9:00-13:00
7月19日(金)-7月21日(日)9:00-17:00
※ギャラリートーク:7が卯20日(土)14:00-15:00
お話:西村奈々子(元ミンダナオ子ども図書館スタッフ)
※19・21日はMIOSICギャラリーコンサート開催
植木紙店ギャラリー(下関市貴船町1-1-33)
第103回 もやい通りマルシェ
7月20日(土)10:00-15:00
銀杏案穴生倶楽部もやい通り(北九州市八幡西区鉄王2-2-36)
戦争を体験された方のお話
7月21日(日)14:30-
北九州平和資料室(北九州市若松区蜑住245-3)
主催:北九州平和資料室
「ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ」上映
7月27日(土)10:00-
西南学院大学西南コミュニティ―センタ―ホール(福岡市早良区西新6-2-92)
料金:事前予約¥1500
当日¥1900・学生¥1400
主催:西南学院大学ことばの力養成講座
「ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ」上映+代島治彦監督・杜元斎トーク
7月27日(土)14:00-
西南学院大学西南コミュニティ―センタ―ホール(福岡市早良区西新6-2-92)
料金:事前予約¥1500
当日¥1900・学生¥1400
主催:西南学院大学ことばの力養成講座
参照
【広島・ハチドリ舎】
hachidorisha.com/events/2024-07/
【編集後記】
ロクスひよりやま企画のミャンマー難民支援の集いに参加した。想像以上に多くの方々に集っていただき感謝している。個人的にも多くの出会いを得ることができ、美味しい料理とともに大満足だった。ただ一つ残念なのが世代が高いなぁと言う印象。個人的な話で申し訳ないが、かつて反アパルトヘイト運動や東ティモール独立支援活動をしていた一つの原動力は理不尽に人権や命が奪われることに対する怒りであった(が、年齢と共にか、怒りの反発力は衰えてきた)。コロナ禍で集うことを避ける日々を過ごしてきたことも影響すると思うが、居ながらにして様々なことに関わることができる状況も影響しているのだろうか・・・
ミャンマーの話を聞いていると、どうしても東ティモールのことを思い出す。何故、国際社会は無視し、放置し、場合によっては助長するのか?東ティモールがインドネシアに占領された時代は東西冷戦、ベトナム戦争後で東南アジアに共産主義国家が生まれたこと、インドネシアという多くの人口を抱えた市場の価値、東ティモールギャップの油田など比較的納得の行く理由を見出すことができた。しかし、ミャンマーは話を聞くと一層困惑する。確かにミャンマーには地下資源などが豊富で、その利権を国軍勢力が掌握しているため・・・と言うのは大きな理由だろうが、国家としての評判の低下との交換の価値があるのか?かつて東ティモールは「閉ざされた叫び」と言われ情報も閉ざされていたが、現在では「鎖国」をしても情報はあっと言う間に世界を駆け巡ってしまい、同時に国際世論の批判もあっと言う間に噴出するため、ミャンマー国軍の行為を擁護するほどの価値があるのだろうか・・・。日本も撤退した企業もあるが、ODAは相変わらずのらりくらり。また地勢的にミャンマー は中国とインドに挟まれ、対中国という側面も考えられるが、現状はむしろ中国に利する、中途半端な対応のためにロシアや北朝鮮との結びつきも強まるなどいわゆる欧米諸国にとってはどうなんだろう??など疑問が増える一方であった。
さて、かく言う私もミャンマーに対して正直、何もして来なかったと言える。前述の疑問が反発心の燃えかすに少し火をつけたので、とりあえず残っていたミャンマーの人びとの作ったスマホケースの売れ残りを購入したので、ロロサエ♡マイシャ(私のイベント出店時の屋号)でミャンマーの状況を伝えながらボチボチ転売していきます。関心ある方はお声掛けください。
こんなことを考えていると、いつも東ティモールコーヒーを仕入れているパルシックから「ミャンマー国内避難民のためのブルーシート購入」のクラウドファンディングのお知らせが送られてきた。グッズを買って満足しているのではなく、もう少し働け!と言う神の声かもしれませんね。
尚、その翌日は東ティモールに派遣されている村山神父の報告会が細江教会であったが、所用で途中退席せざるを得ず。残念だった。でも近々に東ティモールの旧友、支援仲間に近々会う機会があるようで、7月中旬のミンダナオとケニアの子どもの絵画展開催準備も含めて、国際協力の波が私の中で高まっている。どうぞよろしく。
でも7月月末は夏休みのパントリーなど一気に子ども食堂・フードバンクの活動を個人的には頑張ります。ロクスひよりやま子どものみんな食堂は6月、過去一と言って良いくらいの多くの子どもたちが参加してくれました。この流れが続くよう、併せて支えてください。(大城)
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