【はじめに】
15年位前だったか、アマゾンの森林伐採による環境破壊のニュースを見た。確か、毎年日本の国土と同じくらいの森林が消失していて、森林に貯まっていた炭素が放出され、地球温暖化を加速している・・というようなことだった。内容がうろ覚えで申し訳ないのだけど、とてつもない危機感を感じたのは確か。それ以来、私に何ができるということではないのだけど、ずっと頭の隅にひっかかっていた。そして最近(実はもっと前からあったのかもしれないが)また驚きのニュースが!アマゾン河流域に砂金採掘ための船が大量に出現している。密林を切り開き、土を掘り返し選別機に流し込む。その中から砂金を抽出するわけだが、その際、泥水の中に金を吸着する水銀を入れるのだ。金を吸着した水銀はバケツから取り出すが、バケツの底に残った水銀はそのまま河に捨てられる。水銀は水生生物の体内で濃縮され、その魚を食す地域住民の体に・・・。結果として今起こっているのが「アマゾンの水俣」。手足が変形し、やせこけて寝たきりになっている人たちが大勢いる。国は違うとはいえ何故同じ過ちを繰り返すのだろう。ただ、採掘している人たちも、他に生計手段がなく、違法であってもそれをしないと生きていけないのだ。 世界中の人たちに物事を長いスパンで見る余裕がなくなっている。今生きていくことができれば・・という感じ。これってどうなん?問題が大きすぎてどうすればよいのか・・・。でも何かできることはないのかしらん?と考えている年明けです。 今年もどうぞよろしくお願いします。(林)
【センター行事・講座】■
□十日会&むらさきつゆくさの会
2月12日(土)13:00-
■糸杉の会
2月16日(水)13:00-
□オカリナ教室
2月25日(金)10:00-
■フラワーアレンジメント
2月24日(木)10:00-
●○会議・定例会利用その他○●
※コロナ感染拡大のため変更になる場合があります。ご確認ください。
・ひよりやまカフェお弁当配布
2月25日(金)13:00-
・こども食堂 ロクスひよりやま
2月25日(金)16:00-
・キッチンカー出動
2月 5日(土)13:00- 市民広場
2月12日(土)時間・場所未定
★☆★関連行事・行動★☆
※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。
東田エアシネマ(オンデマンド映画館)
レンタル:1日1000円(ご購入から24時間視聴可能)
1週間1500円(ご購入から7日間視聴可能)
子どもの人権と合理的配慮~子どもを取り巻く環境を考える~
2月11日(金・祝)13:30-15:30
イイヅカコミュニティセンタ―(飯塚市飯塚14-67)
講師:後藤富和(弁護士)
定員:75人(要申込・先着順 2月3日締め切り)
託児:有り 手話通訳:有り
申込・問合せ:男女共同参画支援センター「サンクス」(TEL : 0948-22-7058 FAX : 0948-22-3609)
外国につながりのある子どもの教育保障
2月12日(土)13:30-15:30
クローバープラザ7階 視聴覚研修室(春日市原町3-1-7)
講師:岩﨑千恵(長崎短期大学地域共生学科准教授)
参加費:無料
定員:60名(申込順)
問合せ:(公財)福岡県人権啓発情報センター(TEL:092-584-1271)
人権教育指導者研修会「人間尊重~人権に関する取組みの考え方~」
2月16日(水)14:30-15:30
勝山公民館(下関市秋根南町2-4-33)
講師:山口県環境生活部人権対策室職員
定員:60人(先着順)
申込:2月14日までに電話、FAX、メール(人権・男女共同参画課TEL : 083-222-0827 FAX : 083-231-1437 Mail : smjinken@city.shimonoseki.yamaguchi.jp)
問合せ:人権・男女共同参画課(083-222-0827)
第74回 もやい通りマルシェ
2月19日(土)10:00-15:00
銀杏庵 穴生倶楽部もやい通り(北九州市八幡西区鉄王2-2-36)
運営本部:社会福祉法人もやい聖友会
エキマチうきうきフェスタ「みんなで作るやさしいまち【生涯福祉編】
2月19日(土)- 20日(日) 両日10:00-16:00
シーモール2階サンパティオ・ピアモール(下関市竹崎町4-4-8)
・生涯事業所15団体による製品・作品販売
・生涯事業所紹介パネル展示・事業所作品展示
・オリジナル缶バッジや紙コップけん玉制作
・障害者スポーツ用具の展示・障害者スポーツ体験
・スタンプラリー・ガラポンお楽しみ抽選会
問合せ:基幹相談支援センター(TEL 083-231-1959)
【上映会】望むのは死刑ですか オウム”代執行”と私 & 長塚 洋監督講演会
2月19日(土)13:30-
福岡県弁護士会館2階大ホール(福岡市中央区六本松4-2-5)
定員:80人(先着順)
主催:福岡県弁護士会
異文化理解講座「セントビンセント・グレナディーン」(同国でよく食べられているカリブ料理を作り、食文化にも親しむ)
2月20日(日)14:00-16:30
生涯学習プラザ(下関市細江町3-1-1)
定員:18人(先着順)、オンライン15人 ※小学生以下は保護者同伴
参加費:会場参加800円、オンライン無料
申込:2月14日までに電話、FAX、メール(しものせき国際交流ねっと TEL083-237-9055 Mail : yurikoishii901@yahoo.co.jp)
問合せ:下関市国際課(083-231-9653)
主催:下関市
男女共同参画講座「性の多様性を理解しよう」
2月20日(日)10:00-12:00
勝山公民館(下関市秋根南町2-4-33)
3月5日(土) 13:30-15:30
菊川ふれあい会館アブニール(下関市菊川町大字下岡枝117)
対象:下関市内在住、在勤の方
講師:鈴木朋絵(弁護士)
定員:40人(要予約・先着順)
申込:電話、FAX、下関市ホームページ申込フォーム(下関市人権・男女共同参画課)
問合せ:人権・男女共同参画課(TEL:083-231-7513 FAX:083-231-1437)
主催:下関市
参照
【広島・ハチドリ舎】
hachidorisha.com/events/2022-02/
【編集後記】
日曜日の朝TVを見てたら、オミクロン株に家庭内感染し、小さなこどもと年老いた親がマイナスで・・・というケースのことが語られていた。どう宿泊施設療養するかに関して希望を述べた所、役所からの回答は「前例が無い」から不可とのこと。この2年間「前例の無い」状況を散々経験して来たのに、紋切り型の対応しかできない役所に心底情けなく感じた。
これに限らず、日本でのコロナ対応に歯痒さを感じておられる方が多いと想像しますが、一つには政府や専門家組織の見解、マスコミの報道と自分達の置かれている現実の乖離がどうしてもあるからだと思っています。確かに国家・県レベルや予防医学・疫学的な観点からは正しい施策なのでしょうが、病気になるのは個々人であり、当事者にとっては少しもありがたくないことばかり。とりわけ身体的・社会的弱者にとっては命を脅かされる事態なのにSocial Distanceと言う言葉で切り捨てられてきたからです。
丁度ケニアの「マゴソスクールを支える会」の通信の原稿と来週発行の「海」の原稿を書き終えたところでこの原稿を書いているのでその頭からシフトできず、話がまとまらないことをご容赦ください。
ケニアのスラムではコロナ禍で公的支援も何も届かない中、経済的にも危機的状況の中、人々は助け合って支え合って生き延びて来た(もちろんたくさんの命は失われた)。日本でも、下関でも例えばこども食堂は2019年末には5ヶ所しか開催されてなかったのに、現在は20ヵ所以上で開催されている様に、政策や規制で断ち切られたキズナを繋ぎ直す作業を様々な人々が取り組んでいる。しかも、おそらくは今までであれば主義主張などが異なるため協働することが無かったであろう方々が協力していることを経験している。
これは阪神、東日本、熊本の震災、豪雨災害の現場では既にあったことだろうが、私には結局当事者意識が足りず、分かっていなかっただけのことなんだろうな・・・「前例がある」のにそれを学ばないでいた自分も心底情けないですね。
改めて皆様、下関労働教育センターという港にもやいを繋ぎながら、それぞれの場で糸を編み、網を広げ、共に生きていく作業に取り組んで行きましょう。そして下関労働教育センターの係留柱はキッチンカーに乗って移動しますので、広い、様々な方向から繋がるネットを作っていくことを目指しましょう。と言う一月末の新年のご挨拶で閉じさせていただきます。(大城)
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