【はじめに】
紫陽花の季節になりました。今年は例年より3週間も早い梅雨入りでしたが、今のところ雨は少ないようです。紫陽花の色は一雨ごとに濃くなっていきます。雨に濡れた色も、すがれていく色も風情があって胸に迫ってきます。本当は路地にあるままが好きですが、ながめていたいという欲望もあり、毎年お願いして少しいただいて帰り飾っています。茎には白い綿のようなものがみっしりと中心を貫いていて、この綿がクッションの役割を果たすので、茎はしなやかに曲がり、大きな花をつけても、強い風にあおられても折れないそうです。ただ、花に水を運ぶのは、綿の周りの繊維なので、切り花にするなら綿を抜いた方がいいのだとか。ナイフの刃先で見えているところだけでいいので綿を取り去ると長持ちするそうです。綿を取り除くというのは、つい先日教えていただいたばかり。今年から実践してみようと思います。
今月はとても辛いことがありました。絵の教室の男の子が亡くなりました。6歳になったばかりでした。そしてあっという間の出来事でした。とても素直で、いたずらっ子で、いつも鼻歌を歌いながら、楽しそうに絵を描いたり、物を作ったりしていました。身近でこういうことが起こると、「どうしてこの子なの?」と思ってしまいます。それをある神父さんに話したところ、「あのね、天国にも天使は必要なんだよ」と仰いました。そうか・・・。
6月9日から、教室の作品展をします。その子の作品もあります。コロナ禍ではありますが、たくさんの方にご覧になっていただきたいと思います。よろしくお願いします。(6月9日~14日)9:00-17:00 最終日は16:00まで 植木紙店ギャラリーにて(下関市貴船町1-1-33))
【センター行事・講座】
新型コロナ感染拡大のため、今月の講座はありません。
●○会議・定例会利用その他○●
★☆★関連行事・行動★☆
※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。
東田エアシネマ(オンデマンド映画館)
レンタル:1日1000円(ご購入から24時間視聴可能)
1週間1500円(ご購入から7日間視聴可能)
山本作兵衛コレクションユネスコ「世界の記憶」登録十周年記念展
作兵衛さんと生きている
5月18日(火)-6月27日(日) 9:30-17:30(月曜日休館)
田川市美術館(田川市新町11-58)
料金:一般400円(300円)・高大生100円(50円)・中学生以下無料 ( )内は団体料金
アムネスティ下関勉強会
『個人通報制度音実現をめざして ―日本社会の人権意識の前進のために―』
6月5日(土)14:00-
下関生涯学習プラザ2階 多目的ホール(下関市細江町3-1-1)
講師:中原正孝(弁護士・赤坂協同法律事務所・福岡難民弁護団・在日コリアン無年金福岡訴訟弁護団)
「個人通報制度とは?私達ができることは?」
資料代:500円
定員:40名
申込:junagare@hotmail.co.jp(アムネスティ下関グループ:中井淳)
TEL 083-223-4585(下関労働教育センタ―)
主催:アムネスティ下関グループ
早川千晶の「アフリカの風2021初夏JAPANツアー(5月17日(月)~7月11日(日))
・5月31日(月)19:30-
・6月23日(水)18:30-
申込:https://docs.google.com/…/1FAIpQLSe76OA4bDAzq0…/viewform
期間中の詳細はhttps://note.com/chiaki_nairobi/n/n3207591b86c7参照
問合せ:chiakinairobi@gmail/com(早川)
【オンライン】ジェンダーと政治
6月5日(土)13:30-15:30
講演:「私の想い ジェンダーの視点から」 片山純子(予備校日本史講師)
「ニュージーランドから学ぶジェンダー平等」 大谷史子(元大学非常勤講師・福岡女性学研究会)
「台湾のクオーター制から学ぶ女性の政治参画」 王貞月(大学非常勤講師・福岡助成学研究会)
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/cgabbek/UXQ4peDGDhV4xz_nFxdtyqcw
NHKナビゲーション中部7県放送→放送後アプリ「NHKプラス」で1週間配信予定(全国で視聴可能)
マゴソスクールの取り組みや日本の支援者の皆さんとの繋がりについて
6月11日(金)19:30-19:55
6月12日(土) 9:30- 9:55(再放送)
福岡空襲と戦争遺跡を巡るフィールドワーク
6月19日(土)14:00-16:30(雨天決行)
案内人:江浜明徳(元福岡市立高校社会科教諭・『九州の戦争遺跡』著・ふくおか自由学校会員)
集合場所:冷泉講演戦災慰霊碑前(福岡市博多区上川端町7-109)
定員:20名
参加費:一般1000円・学生500円
申込:E-mail : ohyamayairochou@yahoo.co.jp
TEL : 090-4357-759(藤岡)・080-6406-9251(大山)
主催:ふくおか自由学校
学生応援!もってけ市
6月19日(土)11:00-
藤原公園(北九州市八幡西区藤原2-8)
食料(米、麺類、レトルト食品、缶詰、カップ麺、飲み物、調味料等)
日用品(潜在、トイレットペーパー、ティッシュ、マスク、除菌グッズ、生理用品等)
マスク着用・ソーシャルディスタンスへの配慮をお願いします
主催:日本民主青年同盟福岡県委員会
スマホで作る自分史ムービー講座~DIYで残すあなただけの物語~
6月26日(土)・7月17日(土)14:00-16:30(2回)
あいれふ視聴覚室(福岡市中央区舞鶴2-5-1あいれふ8階)
定員:30名
参加費:一般1000円/1回 学生500円/1回
申込:E-mail : ohyamayairochou@yahoo.co.jp
TEL : 090-4357-759(藤岡)・080-6406-9251(大山)
主催:ふくおか自由学校
参照
【広島・ハチドリ舎】
hachidorisha.com/events/2021-06/
【編集後記】
先月ここで東ティモールの洪水支援をお願いした。カンパやコーヒー売上げで6500円強を送ることができ、感謝します。今月はコンゴ民主共和国での火山噴火による被害。この国の歴史・現状から隣国が人々の避難を拒み、危険回避が困難な状況にある。一方でミャンマーの軍事クーデターとその後の弾圧やパレスチナ(とイスラエル)における空爆被害も心が痛む。コロナ禍での天災・人災は弱い人々を一層困難に追い込み、応援・支援が望まれる。
私が支援しているケニアのスラムの学校、マゴソスクールとその周辺、スラムの様子を改めて報告を受けた。コロナで雇用主が海外へ避難した場合は言うに及ばずスラムからの通勤を拒まれて解雇される人々が続出し、解雇を免れても帰宅を許されず子どもたちが取り残される事例もあったと言う。そんな中様々工夫して食品支援・配布をマゴソスクールとその仲間たちが通家てくれたのだが、そこにハートサポート2018で大量に寄贈された生理用品を共に配布することで大変喜ばれたとの事。
日本でも貧困、格差が拡大、「生理の貧困」という言葉が広く取り沙汰される様になってきた。山口県でも各地で生理用品の配布支援(併せて食品の配布)が行われ、下関では22日に開催した。留学生を始め多くの方に届けられたと同時に、これをきっかけに孤立していた女性がセーフティネットにつながるきっかけとなったことが大きな成果であった。今後は行政が率先して学校や公的機関での配布、設置に取り組むことが望まれ、同時に身体的性別が男には必要のない経費であるという性格差の認識を多くの人々が理解し、無料が理想であるが、せめて消費税ゼロ、最低限軽減率の適応を獲得したいものである。
尚、布ナプキンがサスティナブルであるとの考えも正しい面もあるが、清潔な水を得ることが困難なスラムでは不適であり、貧困故に長時間や不規則な労働の後に、布ナプキンを洗濯する労働負荷も性格差だという面も一顧すべきだと考える。ご意見ください。(大城)
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