【はじめに】
コロナ禍、自分でできる万全の対策をして、ひろしま美術館のアーノルド・ローベル展に行ってきました。土日祝日は整理券が必要なため、平日に職場を早退させていただいて。アーノルド・ローベルという名前はピンと来なくても、「がまくんとかえるくん」といえば、あぁと思われる方も多いのではないかと思います。
『ふたりはともだち』1970年幕開けですが、私が出会ったのは学生時代でした。ちょっぴりへんてこだけど、自由にのびのびと生きているキャラクターの姿に心ひかれました。シリーズ4作で完結ですが、ローベルは、がまくんとかえるくんが互いを認め合うこと、ただ寄り添うことに幸福を見出すこと、最後まで二人の等しい関係を願うことでこのシリーズに幕を降ろしたそうです。子供の絵本にありがちな、子供たちを説き伏せたり戒めたりする表現は全くなく、ありのままが描かれています。ずっと愛される所以でしょうか。
『ふたりは…』シリーズが有名ですが、私は『ふくろうくん』が一番のお気に入りです。小さな哲学者のふくろうくん。冬の嵐をわが家へ招待したり、悲しいことを一つ一つ口にしながら涙でお茶を淹れたり、1階と2階に同時に居ようとしたり、お月さまと友だちになったり。考えることだらけで退屈している暇のないふくろうくん。ひとりあそびの天才ふくろうくん。子供の絵本でしょ?と思わず、是非一度手に取ってみてください。何となく息苦しい時が続いていますが、きっとオアシスになってくれるはずです。
【センター行事・講座】
新型コロナ感染拡大のため、今月の講座はありません。
●○会議・定例会利用その他○●
・労働教育センタ―運営委員会
5月16日(日)17:30-
★☆★関連行事・行動★☆
※イベントを掲載しておりますが、中止や延期になっている場合があります。ご確認の上お出かけください。
東田エアシネマ(オンデマンド映画館)
レンタル:1日1000円(ご購入から24時間視聴可能)
1週間1500円(ご購入から7日間視聴可能)
YouTube無料公開中5月5日(水)24時まで
映画『カリーナのリンゴ~チェルノブイリの森~2020EDITION』
【ZOOM】韓国草の根塾オンライン土曜セミナー 10:30-
5月1日(土) 福島原発汚染水海洋投棄の韓国市民社会の動き
5月8日(土) ソウル市政の今後の動き~クォン・スジョン(ソウル市議)
5月15日(土)韓国のベトナム参戦について(韓国-ベトナム平和財団)
5月22日(土)518光州民主化闘争とトラウマセンタ―の活動
要申込(https://note.com/kankoku_kusanone/n/n9cc009d86f29参照)
2021年憲法記念日のつどい コンサートと講演
5月3日(月・祝)13:30-
なみきスクエアホール(福岡市東区千早4-21-45)
・平和のためのコンサート(九州交響楽団メンバーを中心とする弦楽四重奏団)
・講演:沖縄からみた平和憲法
講師:高良鉄美(参議院議員・九条の会世話人・琉球大学名誉教授・憲法学者)
参加費:1000円(大学生以下無料)
主催:九条の会福岡県連絡会
九条の会・おおむた憲法講演会
コロナ後の世界と平和への道すじ
5月5日(水・祝)14:30-
えるる多目的室(大牟田市新栄町6-1)
講師:木村朗(鹿児島大学名誉教授)
参加費:500円
主催:救助の会・おおむた
【ZOOM】不登校はわたしたちの宝物
5月8日(土)13:00-
講演:「不登校は樸の宝物」棚園正一(漫画家)
パネルディスカッション:棚園さん+2人の若者
要申込:https://peraichi.com/landing_pages/view/futokotakara
参加費:無料
主催:咲くふぁ福岡、不登校支援オフィスここるーむ
長谷直子さんを偲ぶ会
5月16日(日)13:30-
下関労働教育センタ―1F食堂(下関市丸山町5丁目3-25)
参加希望者は5/10までに嶋田(yamatori@gmail.broba.cc)(090-6844-8175)までご連絡ください
「眠る遺骨で作る基地」― 沖縄の今を聞く集い
辺野古新基地建設の現状と遺骨まじりの土砂問題について
5月22日(土)14:00-
小郡ふれあいセンタ―集会場(山口市小郡下郷1440-1)(無料駐車場有・コロナ感染対策実施)
講師:金井創(日本基督教団 佐敷教会牧師)
料金:500円(高校生以下無料)
主催:「辺野古に土砂を送らせない!」山口のこえ
連絡先:080-5750-2590(麻田)
参照
【広島・ハチドリ舎】
hachidorisha.com/events/2021-05/
【編集後記】
4月のロクスひよりやま(子ども食堂)、終了前に顔出しすることができました。子どもたちが思い思いに手作業や運動やボードゲームなどを楽しそうに取り組んでいて、そこに学生たちと大人たちが寄り添っている姿がありました。そして学生たちも生き生きと楽しんでくれていました。
自分の過去を振り返った時、たくさんの人と出会い、導いてもらい、恊働し、楽しい時を過ごしたこと、そしてそのご縁をできるだけ繋ぎ続けようとしてきたことで、今があると思っているのですが、子供の頃、そして青春時代に、一緒に過ごすとか、一緒に楽しむとか、一緒に学ぶことができないこと、そのロスは計り知れない大きなものだと感じています。体の健康も大切ですが、心の健康、育ちが損なわれる、そのロスを少しでも補填することも社会として大切なことだと思います。地域との繋がりを大切にする日和山カフェの仕事と共に、工夫をしながら大切な役割を果たしてくれているセンタ―に、心は密に応援をよろしくお願いします。
次にセンタ―を軸に細々と活動している下関・東チモールの会からのお願いです。4月4日、復活祭の朝、東ティモールとインドネシアの一部に豪雨洪水被害が発生し、広範囲の多数の人々に被害が発生しております。ちょうどコロナの拡大でロックダウン最中で、収入も減った中での災害ですので、二次災害・三次災害も懸念されます。幸い大城の知り合いには床上浸水被害を受けた方はおられましたが、命に関わる被害はありませんでした。既に日本の様々な団体も支援を開始しておりますが、とりあえずセンタ―に置いてます東ティモールコーヒーの売上げを災害支援に送りますので、これを機会にご利用くださいますと「幸せます」。(大城)
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